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鴨居玲展

6/21(日)、東京ステーションギャラリーで開催中(-7/20)の北陸新幹線開業記念 没後30年 鴨居玲展 踊り候えに行ってきました。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition.html


201506211


画展は印象派を中心に度々足を運んできましたが、個人を目的に自らの意思で…ということは今までなかったと思います。

仕事に向かう途中、東海道線の車内。ふと見上げると目の前に見たことのあるタッチの絵と名前の書かれた中吊り。

出会いはネットサーフィンで。その時の記憶がすぐに鮮明に蘇ってきました。
偶然の出会いに加え、画展の告知が目の前に現れた。
こういう状況に置かれた時私は迷わず「行く」を選択するのですが、今回ばかりは行くべきか行かぬべきか…迷いました。

それは鴨居氏の作品は心身共に健康な状態でないと引き摺り込まれてしまう危うさを孕んだ内容だからでした。

結局観に行かなければ後悔しそうな気がしたので、勢いで予定を組んで観に行きました。
実際鑑賞してみると、想像していたよりは冷静に作品を堪能することが出来たかと思います。
(正直コレが飾られていたらどうしよう…と恐れていた類いの作品はなかったので、ホッとしました)


館内では別行動でしたが友人と二人で観に行きました。
帰りに話した共通の感想として、“モノクロを基調とした作品が多かったにも関わらず色彩豊かに感じた”というものがありました。
強烈な赤を用いた作品等もありましたが、視覚的に見えない色を見せるというか…使われていない色までも感情表現で補完し見せてくるようで。
圧倒的な存在感がありました。
内にあるものを出力する技術がずば抜けているとも思いました。

鴨居氏は家庭の事情で幼少期から各地を転々として育ったようで、それが影響してか大人になってからも一箇所に留まることのない生活を送ってきたようです。

鴨居氏が身を置いためまぐるしく変化する環境、集団は彼の“孤独”を浮き彫りにして強く胸に刻み、それを自身の作品に投影し、自身と共有することでなんとかある種の癒しを受け、生を繋ぎ留めていたのではないでしょうか。
(又、作品が自身を飲み込んでしまう材料にもなってしまったかもしれません)
晩年、自殺未遂を繰り返す中で描かれた自画像は、命を継ぎ足すように、限界の中で絞り生み出されたように感じました。

私は個人的に、孤独を癒してくれるのは孤独だと思っています。
それが自分以外の場所から得られた時、孤独を感じる者にとってそれは力強い存在になってくれます。

鴨居氏の教会をモチーフにした幾つかの作品(傾き、浮遊する)や紙風船や蛾を口を半開きにした男が茫然と見つめている(掴みたくても掴めず、感情を押し殺しているような)作品を目にした時、彼は孤独を共有する存在を外部には得られなかったのではないだろうかと思いました。

ひたすら自身を見つめて生を問い、孤独と向き合い、苦行の末、身を削るような思いで生み出された鴨居作品の数々は、その表現力も相俟って人を引き摺り込んでしまう程の恐ろしい力を秘めていると思いますが、同時に孤独を抱える人々に真の意味を持って寄り添うことの出来る温かさと力強さも兼ね備えていると思いました。
滞在時間は1時間半程度でしたが、もっと居ても良いと思えるほど居心地良く感じたので、恐らく当初の予想に反して上に挙げた後者の感じ方の方が私の中では強かったんだと思います。

こういった感想をこのような場で書くことはまだ私の中で躊躇する部分があるのですが、鴨居作品に敬意を表すべく今回勇気を出して書いてみることにしました。
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プロフィール

薫

Author:薫

1986.08.31
O型の乙女座
川崎在住

2011.4~
クロスオーバーポップスバンド
Lilith Abi(リリスアバイ)で活動中。
ボーカルと作詞、歌メロ作りを主に担当。

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